ブレーキフルード交換 [メンテナンス]
私のYZF-R25Aは2017年1月を迎えると納車されてから満1年と8ヶ月になります。
走行距離はおおよそ22,000kmです。
大きなトラブルもなく過ごしてきましたが既に消耗しきったパーツ類も見受けられます。
早急に手を打つべきはチェーンです。今までロクにメンテをやらなかったせいでチェーンの波打ちは酷い有様です。
錆も汚れもひどくて運転中も明らかに違和感を感じています。
スプロケットはまだまだ行けそうですがチェーンの交換に合わせて同時に行おうと思います。
それからブレーキフルード。キャップを開けて中を確認したら真っ黒です( ゚д゚ )クワッ!!
ブレーキフルードは空気に触れることで劣化します。正確には空気中の水分です。走行距離ではありません。使用頻度は多少の影響があるみたいですが使用期間が最大の劣化原因で一般的な交換時期は約2年と言われてます。私の場合は2年まで半年もありませんし真っ黒なので交換しようと思います。
例によってネット通販で買い揃えました。
一般的にブレーキフルードは黄色透明が多いみたいですが赤色とか緑色とかも売ってあります。今回は変色(劣化)状況がわかりやすいと噂の赤色を購入してみました。
それとYZF-R25/R3のブレーキフルードは「DOT4」と銘打った規格品を購入しましょう。数字の意味は性能ではなく成分を意味しているので高性能とか謳ってあってもDOT5等を使用してはいけません。
量については210mlならバイクには十分の量どころか余ります。使い切らないとどうせ劣化してしまうのでこれの半分でも良いかもしれません。が、写真の商品のやつはこれが最小の量として販売されています。
エア抜きポンプです。これを使用したエア抜きやフルード交換方法が簡単で飛び散りもしなくて済むと思います。
キャリパーのブリーザに接続してブリーザを少し緩めて作業開始となります。ブリーザは問題ないと思いますがシリンジとチューブの接続部が甘かったりすると作業効率が悪くなる(外部エアを吸い込む)のでしっかりと接続しておきます。ホースバンドとかタイラップ(インシュロック)で締め付けるとgoodです。
これでリザーブタンクに新品のフルードを継ぎ足したらながらピストンを引くだけです。
あとはタンクキャップを開ける時に大体の場合へばりついたフルードを垂らしてしまいます。もしくは一緒に付いてくると予想されるダイヤフラムがフルードまみれでキャップを持ち上げる最中にボトって感じで辺りに撒き散らしちゃうでしょうね。
少量なのでサッと拭き取って水で洗い流せば良いですが最初からウェスなどを巻きつけておくなどすればなお良いですね。
よく知られていますがフルードは金属表面や塗装面を強烈に剥離させてしまうので注意して下さい。
リアのリザーブタンクのキャップを開けたトコ。真っ黒Σ(゚Д゚)
フロントのリザーブタンクのキャップを開けたトコ。 こちらもドス黒Σ(゚Д゚)
私はフルードの垂れ防止に軟質のマスキングテープをタンクの廻りに貼り付けて作業しました。
あ、フルードの液面が水平になるようにバイクの停車位置とかハンドルの角度を気にしましょう。
ポンプで抜いている最中の画像です。1人作業でも全く問題ありませんが作業中の写真撮影は厳しくてこれぐらいしか撮ってません(・ε・ˇ)
リアのリザーブタンクがほんのり赤色になっているのがわかりますか?
フロントの純正のリザーブタンクは液面計から赤色のフルードが見えます。
この写真で違和感を感じてくれる人が居たら凄いんですけど実はリアのインナーフェンダーを外しています。
ナンバーステーもホムセンで調達してきたなんちゃってステーです。これは見えないはずだけど。
YZF-R25/R3は振動がわりと激しいバイクと言われています。そのせいなのかはわかりませんが走行中にフェンダーレスキットのステーがポッキリと折れてしまったみたいでナンバーとともにリアタイヤとインナーフェンダーの間に巻き込んで色んなパーツが木っ端微塵になっちゃいました( ゚д゚)ポカーン
速度が出ていなかったことと後続車も居なかったので大事故にはなりませんでしたがカスタムした箇所の日常点検は常に心掛けておくべきだと思い知らされました。
幾つかのパーツメーカーからは振動対策済みのフェンダーレスキットの発売が開始されたようです。
私は見た目重視で別の物を購入しようと思っていますが次回はフェンダー廻りのカスタムを記事にしたいと思います。
長崎ツーリング『女神大橋』 [ツーリング]
かねてよりバイクで行ってみたかった長崎市内の方へようやく行ってきたのでそのことをほんの少しだけ記事にします。
画像は佐世保市から国道206号線で長崎市内へ向かう途中にある元・長崎オランダ村の玄関口で撮影したものです。
長崎オランダ村はハウステンボスのルーツとなったテーマパークです。現在では閉園していて跡地と一部の建物は西海市役所西彼総合支所等として利用されています。
バブル景気に沸く時代に誕生したテーマパークは殆どが似たような末路を迎えたわけですけど長崎オランダ村も同じ道を辿ったわけですね。
ちなみに長崎オランダ村とハウステンボスは別物です。リニューアルによるものでもなく10年ほど営業期間もラップしてるし建設地も西彼杵郡西彼町(現・西海市)と佐世保市という離れた位置に存在してます。
鎖国政策の時代でも開港されていた長崎は当時から中国やオランダとの貿易が盛んでありたくさんの文化を取り入れてます。コーヒーとかビリヤードはオランダから伝えられたそうですよ。
そんなオランダの町並みを再現しているテーマパークでヨーロッパ雰囲気を楽しんで長崎市内に向かいました。
国道206号線は佐世保市と長崎市を結ぶ最短ルートで交通の要なゆえに景色やツーリングという点では楽しめないので国道202号線へ切り替えます。長崎サンセットロードの一部区間で地元では外海廻りとか呼ばれてる海岸沿いでアップダウンが多い道です。途中でちょくちょく景色が良い所で停車したのですが写真はありません…。
202号線から県道51号線へ分岐する道を進んでいくと「女神大橋」です。長崎県道路公社が管理する有料道路でバイクの通行は100円です。道路上での駐停車は禁止されていているので通過するだけなのですが橋の上から見渡せる長崎市街地の景色は造船所のクレーンがテンコ盛りで長崎の造船王国っぷりが確認できます。
女神大橋は橋の両側に歩道が設けられていて徒歩での通行は無料です。
橋の東側だけにある駐車場で記念撮影。
長崎県営バス「女神大橋」バス停でも記念撮影
案内標識に疑問点やツッコミどこがたくさんあるのですがまぁいいや。
そのバス停から長崎市街を見てみた景色がこちら。
長崎は坂の街なんて言われますが平野部が全然ないのに都市化が進んでいてびっくりします。
急な斜面にたくさんの家やマンションが立ち並ぶ姿は圧巻ですよ。
ここからバイクで10分ほど走って長崎水辺の森公園に移動しました。
バイクの真正面に長崎の1,000万ドルの夜景鑑賞に人気のスポットの稲佐山が見えてます。
水辺の森公園から女神大橋が見えます。
正面にあるのは長崎港松が枝国際ターミナルで大型の客船が接岸する岸壁です。
世界最大級の豪華客船が接岸するときでも運航の邪魔にならないように女神大橋に掛かる道路は海面よりも非常に高い位置を通っているのがわかりますね。
ちょうど大型客船が入港してきたようでカメラ機材を抱えた客船マニア風な人達があたりに数名いいらっしゃいました。
せっかくなので接岸するまで眺めてました。
客船の名前は「MSCリリカ号」で客員が約2,000名で乗員が約700名の豪華客船だそうです(客船マニアの人が教えてくれました)
これでも中型クルーザーの部類だそうでつい最近に三菱重工長崎造船所で建造されたアイーダ・プリマ号は客員だけで3,300名だそうですよ(*°∀°)=3
大きな豪華客船が目の前でクルリとターンを始めました。出向の時はもちろん頭の方から出ていくわけですから湾内で向きを変える必要があるのですがこの日は入港時に向きを変えてくれたのでダイナミックなターンを見ることが出来ました。出港時にやるときもあるらしいですよ。
偶然に豪華客船の入港に立ち会えてラッキーでしたが 女神大橋をくぐって接岸するまで40分ほど掛かってます( ゚д゚)
このあと雲仙方面にも走りたかったのですが遅くなったので来たとおりの道順で帰りました。
帰ったあとでバイクの方に色々なトラブルが発生してしまったので次回からはメンテナンスやカスタム記事を連載します。
ブレーキパッド交換 [メンテナンス]
2016年12月最初の土曜日は仕事が忙しくて休日出勤です。
しかも連続3週目です(・ε・ˇ)
バイクを維持してカスタムしたりするためにもしっかり稼ぐ必要があるわけですから仕事も頑張ります。
ただ残念なことに日曜日は雨とか曇りばっかりのくせによりによって土曜日に限ってめっちゃ良い天気なのです。
悔しいので今週はカメラを持って早目に家を出て朝日が見えるようなスポットで撮影したりしながら出勤してきました。
およそ7時頃に撮影。長崎県のこの時期の日の出は7時ちょっとぐらい。
奥に見えるのは大村湾で米軍ハウスの前で撮影しました。
この時期の米軍住宅はひときわ目立つクリスマスイルミネーションでデコレーションされますが早朝はさすがに点灯されてませんでした。
大村湾の海面には水温と気温の差によるものなのか蒸気が立ちこめていました。
片目だけHIDを点灯させてます。壊れたわけではありません(,,゚Д゚)
両眼とも同調して点灯・消灯するように配線していたのを片側独立して制御できるように換えてます。
今後のヘッドライトカスタムの伏線です。
さて休日出勤なわけですけど僅かな時間を利用してメンテナンスとかやっちゃおうと考えての出勤です。
職場に持ち込みました( ゚д゚ )クワッ!! もちろん工具も共に。
ホントはブレーキフルードもスプロケットもチェーンも同時に換えたいんだけど…
チェーンなんて波打ってるよ( ゚д゚)ポカーン
チェーンメンテを全くやらなかったからなぁ。これじゃスプロケも早々に摩耗しちゃうでしょうね…
今回 休日出勤しているのにもかかわらず職場でブレーキパッドの交換をするのはブレーキパッドの残量がほとんど無さそうだからです。
パッドを使い切ってしまうと制動制御に影響するしディスクローターを傷めることにもなります。
パッドと違ってディスクローターは高額ですよ。
交換だけなら昼休みの1時間で十分にできます。ほんとはキャリパーの清掃とかもやりたいけど今回はそこまでの時間の猶予は無いのでゆっくり休暇が取れる日にやります。
ブレーキパッドに限った話では無いのですが道路運送車両法によると車両の所有者には点検と整備が義務付けられています。日常点検などで見つけた異常や要整備箇所は自分で行わなければなりません。自分で出来ない場合は地方運輸局長の認可を受けた自動車分解整備事業者に行ってもらわないといけません。
保安上の重要な部位の分解整備を自分で行った場合は点検整備記録簿に残さないといけないことにもなってます。
自分でやる場合には知識と要領と技術を得てからにしましょうねということです。
私の場合ですが走行距離 21,500kmで 初回のリアブレーキパッド交換となりました。
タイヤと同様にリアが先に消耗する乗り方をしているようです。
パッドの交換時期はブレーキパッドにある溝の有無が判断材料の1つです。
溝が完全になくなってしまう前に交換することが推奨されていますけど YZF-R25 に限らずバイクの場合はリアのパッドの溝の有無は装着したままの状態では確認不可能だと思います。
でも摩擦材の厚みが丸見えのはずなので目測で摩擦材の残量を測ることが出来ます。
ちなみに上の写真は私の YZF-R25A なわけですけどブレーキパッドの摩擦材がほとんど消耗しきっていて今にもバックプレートがブレーキローターに噛み付こうとしている感じですね。ヤバイです( ゚д゚ )!!
さっそく交換作業に取り掛かります。私の場合は社外品のリアフェンダーカバーを最初に外さないといけません。
リアフェンダーカバーを外すとボリューム感が失われて寂しい感じですな。
キャリパーは12番のソケットだけで外せます。ロックピンはスナップピン2本を外せば抜けます。
これだけでディスクパッドをキャリパーから外せます。簡単です。
上の2つが装着していたパッドです。下の赤色のパッドが新品のものです。
右側に並べている方はピストンによって押される側のパッドなのですがそちらのほうが摩耗具合が激しいようです。
最も残っている部分でも2mmあるかどうかってとこですね。
いきなり装着済みの写真です。赤色のパッドが車体カラーに似合ってます(*°∀°)=3
すぐに汚れるでしょうけどね。
パッドの面取りとかグリスの塗布とか色々とやっておくべき作業があるのですが今回は全てキャンセルです。
近いうちにチェーンの交換などを予定しているのでその時にキャリパーもメンテナンスしようと思ってます。
その時にもう少し詳しい状況写真を撮影しておきますね。なんせ今回は職場で急ごしらえでやったもんですから。