前回ではすでに取付けた後の完成した写真しか載せていませんでした。
なぜなら、かなり神経を使う作業だったので作業中の写真を撮ってる暇があまりありませんでした・・・。
わずかながらも作業中に撮った写真と、YZF-R25 にプロジェクターを取付た時の苦労話とか
プロジェクターの大きさですが、私が買ったのは最大外径が120mm、長さが110mmです。
おそらくこれ以上大きいとヘッドライトボックスの中に収まりきれません。
また、この大きさだとリフレクターは大胆に加工しないと収まりません。
加工した際に写真を撮らなかったのが悔やまれます・・・。
以下、リフレクターの加工が完了してプロジェクター本体を仮でヘッドライトに収めた写真です。
プロジェクターの大きさを見てもらおうと思って作業順を飛ばして殻割の状態になっていますが、
購入したプロジェクターは必ず初期不良のチェックを行ってから殻割をした方が良いですよ。
ギリギリのサイズでした。 この写真 なんとなく怖くて嫌いです。
YZFR25のヘッドライトは正面から見て左目が常時点灯で、右目がハイビームとなっているH7バルブです。
バルブ単体でハイ・ロービームの切替が出来ないタイプのバルブです。
H7バルブ対応のプロジェクターを購入しましょう。
購入に関しては今なら殆どの人がネット通販で購入するかと思われます。店頭で見たことないもんね。
ネットショップによりけりですが、初期不良の交換期限が1週間程度とかもありますので、
自宅に届いたらさっそく点灯のチェックをしてみましょう。
要注意ポイントとして、チェックする際も取付の作業時もなるべく素手でベタベタ触らない方が良いです。
手の油分がCCFLとかHIDバーナーに付くと、寿命が縮むそうです。バーナーのね。
プロジェクター本体も油分とか埃なんかが付着すると、ヘッドライトが結露して曇ってしまう原因になります。
イカリング(CCFL)の点灯チェックは 9V形 とか 006P型 とも呼ばれている乾電池を使用すると楽ちんです。
わざわざバイクに配線して取付けなくても簡易的にチェックができます。
商品が届いたその日の夜とか、雨の日とかに作業しちゃいましょう。
インバータから出ているリード線を乾電池のプラスとマイナスに接続すればCCFLは点灯します。
インバーターは交流なのでプラスマイナスの極性はありません。
バイクのバッテリーが12Vに対して、乾電池は9Vなので電圧が低い分CCFLは淡く、暗く点灯します。
初めて見るCCFLの淡い光に感激すること間違いなしです♪ 私も長い事 見蕩れていました。
ただ、HIDの初期不良よりCCFLの不良率は高いみたいなので、ご用心ください。
さて、HIDの点灯チェックですが、バッテリーから直接電源を取る必要があります。
シートを外してバッテリー → リレーハーネス → バラスト → HIDバーナー と繋げます。
繋げる順序はどうでもいいですが、HIDの方はCCFLとは違ってプラスマイナスの極性があるので注意を。
バッテリーとの接続にも注意が必要です。
バッテリーのマイナス(黒)端子のターミナルを外しておいて、接続の際にはプラス(赤)を先に接続しましょう。
車体はボディアースになってるので誤って触れてしまうと短絡しちゃいますよ。
バッテリーにケーブルを接続しただけではHIDは点灯しません。
まずリレーハーネスに純正バルブから外したカプラーを接続しないといけません。
それからイグニッションをオンにしてエンジンをスタートさせないとライトは点灯しません。
YZF-R25に限らず最近のバイクのライトはエンジンをスタートさせないと点灯しないみたいです。
エンジンのかけっぱなしが気になる場合には、キルスイッチでエンジンをストップさせましょう。
この場合、ライトへの電源は供給されたままですが、バッテリーはどんどん消費しちゃいます。
純正バルブから外すカプラーですが、先述のとおり左右に各1個バルブがあるのでカプラーも同様に
各1個あります。どちらか一方だけ外して利用すればよいです。
私はハイビームの方のカプラーを外して使用しました。
この場合、ハンドルにあるハイ・ロー切替スイッチでHIDのオン・オフを操ることができます。
こまめにオン・オフをやって動作チェックしたい場合は一番手軽な方法じゃないでしょうか?
ロービーム側を使えばエンジン始動と同時にHIDが点灯しますよ。
ちなみに、YZF-R25の方のカプラーはH7バルブだから2極です。
プロジェクターのリレーハーネスのほとんどは3極プラグと思われます。
何も考えずに接続すると短絡する危険もあるので、念のため3極のうちどれがアースなのか
テスターとか検電テスターで調べておきましょう。残り2極はプラスのはずです。
リレーハーネスが3極なのはH4バルブ用に設定してあるからでしょうね。
2眼のバイクで左右のライトともハイ・ロービームの切替をプロジェクターでやるには説明と図解が
必要になって長くなっちゃいそうなので、また別の機会にします。
私のYZF-R25は左右同調でHIDのオン・オフの切替とCCFLの3色独立点灯が出来るようにしてます。
無事にHIDが点灯したらそのまま空焚きを行います。空焚きは行っておくべきです。
初期不良の点検と、バルブに付着している油分を蒸発昇華させる目的があります。
空焚きを行わないでプロジェクターに取付けてしまうと初回点灯時にプロジェクター内部で蒸発した油分が
レンズを汚してしまう事になりますよ。 空焚きは2~3分で良いそうです。
空焚きが終わったらいよいよヘッドライトの殻割ですね。時間をたっぷり取れるときに作業しましょうね。
それから、自分がプロジェクターをどのように点灯させたいかをあらかじめ考えておくことは重要です。
CCFLとかを切替、独立点灯させたいなら別途にスイッチ類を購入しておく必要があります。
ギボシや配線コード、ケーブルタイなんかも必要ですよ。
次回、写真がないので文章だらけの殻割の儀式になるかもしれませんが許してください。
つづく。